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柔道整復師が行う施術方法をご紹介

柔道整復師は、どのような形で施術を行っていくのでしょうか。ここでは、柔道整復師が行う施術方法と、行える治療行為の制限について解説します。

柔道整復師が行う施術方法について

柔道整復師は、主に整復法、固定法、後療法などの施術方法を提供していきます。それぞれ解説します。

整復法

整復法とは、骨折や脱臼の症状がある方に対し、患部を操作することによって正常な位置にずれを正していく施術方法です。ただし、患者によっては痛みが強く、整復法が難しいようなケースもあります。

そのため、事前に問診や触診を行い、整復法が可能か、どのような形で行うのか適切に判断しなければなりません。患部だけではなく、その周囲の状態も把握した上で治療に取り組んでいきます。

固定法

ずれてしまった患部を整復法で正しい位置に整えたら、それを固定するのが固定法です。三角巾のほか、副木・包帯・ギプスなどを用いて正しい位置に固定していきます。どの材料が適しているのかは患者によっても変わるので、適切なものを選択しなければなりません。

固定法によって動きが制限されるため、無理な動きを取ってしまうのを防ぎ、回復を早める効果が期待できます。

固定法には、テーピングパッドやスポンジなどを使って行う圧迫、アイスバッグなどを使う冷却、腫れを抑えるために外傷のある部位を心臓より高く上げる拳上などの方法があります。

後療法

患部の回復を促すために行う施術方法が後療法です。

例えば、電気や熱、超音波などを使って細胞の動きを促す物理療法があります。また、機能性が落ちてしまった部位がある場合は、筋力トレーニングや動作トレーニングによる運動療法で回復をサポートすることも多いです。

強擦法、軽擦法、叩打法、圧迫法、振せん法、揉捏法などの手技療法を取り入れることもあります。

柔道整復師が行う治療行為の制限

柔道整復師は、知識や技術さえあればどのような治療でも行って良いわけではありません。以下のような制限があるので、注意しましょう。

対応可能なのは骨折・打撲・捻挫・脱臼・挫傷

柔道整復師が施術可能な症状は、急性・亜急性の骨折・打撲・捻挫・脱臼・挫傷です。医師の同意を得ることなくその他の治療を行うことは法律によって制限されています。

対応可能なのは「急性・亜急性」のものに限定される点にも注意が必要です。

医師の同意によってできる治療がある

自己判断だけでは認められないものの、医師の同意を得ることによってできる治療もあります。

例えば、柔道整復師が行った応急処置後に医師の診察を受けて同意が得られれば、その後の治療を柔道整復師のもとで行なうことは可能です。

急性・亜急性以外のものであったとしても医師の同意があればできるようになります。

なお、マッサージについては医療行為なのですが自由診療でのマッサージは医師の同意がなくても行えます。

注射やレントゲン検査、投薬・手術

注射やレントゲン検査、投薬・手術を柔道整復師が行うことはできません。自身が行えないだけではなく、これらを指示して行わせることも禁止されているので、十分に注意しましょう。

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