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柔道整復師はAIに仕事を奪われる?

近年はAIの研究や開発が進んでおり、将来的にさまざまな仕事がAIに取って代わられると言われています。柔道整復師の将来について心配している方のため、AIがどのような影響を与えるのかについて解説します。

AIで代替できない柔道整復師の業務

AIに取って代わられる可能性が高いとされているのは、AIの技術によって代替できるものです。柔道整復師の業務についてはどうなのかというと、AIによる代替は難しいといえるでしょう。

なぜなら、柔道整復師はAIでは対応が難しいとされている「思いやりや技術で人に寄り添う仕事」だからです。施術をする際、患者さん一人ひとりの悩みに寄り添いながら適切な声かけなども行うはずです。
AIの対応では難しいような安心感を与えることにもつながりますし、柔道整復師との会話を楽しみにしているといった患者さんも少なくありません。

AIによって仕事を奪われる可能性が高いとされているのは、例えば、突発的なタスクが少ない事務的な作業や、AIを搭載したロボットなどを導入することによって無人化できるような職業です。
一方、柔道整復師のように患者さんに寄り添い、自身の技術を用いながら施術を行うような職業はAIでは難しいとされています。

AIが柔道整復師の業務にもたらすメリット

仕事を奪われてしまう可能性がある職業からするとAIは脅威といえますが、柔道整復師の場合は、AIが進歩することによって得られるメリットの方が大きいです。

例えば、AIの技術によってこれまで以上に患者さんの症状をより詳しく分析したり、原因を追求したりできます。効果的な施術につなげることもできるでしょう。

それから、AIを活用することによって患者さん自身が自分の症状について詳しく理解することも可能です。例えば、患者さんの画像を元にしたAIによる姿勢分析ツールを活用し、姿勢でいうとどこが悪いのか、どのように改善すれば良いのかなどを伝えることもできます。
また、症状や問題が発生している部位について、AIで数値化することも可能です。点数で表現する場合「姿勢が50点」と出てしまえば患者さんからは「もっと点数を良くしたい」といった気持ちが生まれ、リハビリなどにも前向きに取り組む効果が期待できます。

患者さん自身が自分のどこが良くないのかをわかりやすく理解し、改善のための気持ちを持つのにもAIが活躍してくれるでしょう。また、具体的に数値化することによって説得力も増します。
AIはこのような形で柔道整復師の業務をサポートしてくれる存在です。

柔道整復師はAIと共存できる仕事

この先AIが進化したとしても、柔道整復師にしかできない業務がたくさんあるため、仕事を奪われてしまう可能性はそれほど高くありません。それよりも、AIを取り入れることによって、今後対応できる業務が広がっていくでしょう。

例えば、AIを用いて質の高い診断や治療が行えるようになれば、新規顧客の獲得に繋がる可能性もあります。将来的には、柔道整復師の業務の中でAIを活用するのが当たり前のような時代が来ることも十分に考えられるでしょう。

最新の活用方法なども確認しながら、どういった形でAIと共存していくかイメージしてみてはいかがでしょうか。

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